描かれるわんこがかわいい「永遠の野原」

逢坂みえこさんの「永遠の野原」を久しぶりに読み返しました。この作品、なんといっても犬がかわいいんです。主人公・二太郎が飼うことになった仔犬の「みかん」は、小さい頃から飼い主が決まらず転々としてきた経験があるせいか、仔犬にしてはめずらしくしかめっ面をよくするのですが、そんな不機嫌な姿もまた、かわいらしいんです。物語は二太郎の姉が突然結婚相手を連れてきたり、意識し始めた同級生の野沢が、実は親友の太のことが好きだったり、片思いしていたマリコさんと付き合うことになったにもかかわらず、マリコさんは親友の太に恋をしてしまったりと、主人公が結構ひどい目にあっていきます。主人公たちの恋愛模様の間に、みかんが二太郎のうちにもらわれるまでのエピソードが描かれたり、マリコさんの飼い犬との思い出や、捨てられてしまった老犬とのエピソードなど、犬との生活やエピソードもていねいに描かれていきます。人間関係がかなりグチャグチャした時もありましたが、なんとかおさまって、最後の方で犬たちを散歩させる野原のシーンがとても美しく、感動的でした。

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漫画版 あらしのよるに

かつて、映画化のCMをちらっと見ただけで「ああ、これは観に行ったら絶対泣くな」と思ってた作品です。
結局映画は観に行かずじまいだったのですが、書店でコレを発見したときには思わず即買いしてしまいました。空十雲さんの表紙からステキなのです。それに漫画なら、一人で好きなだけ泣けますからねw
 あらしのよるの度重なる偶然(一度読んだ後では、考えれば考えるほど奇跡に思えます)によって、友達になってしまったヤギとオオカミが、自然の摂理に彼らなりに逆らって、ずっと一緒に幸せに暮らせる場所を探すお話です。
自然の摂理を曲げてでも守りたいもの(ここでは友達)が存在する、というのは時にとても尊いことだというのを感じさせてくれます。もしくは、誰かを大切に思う気持ちは、とてつもないパワーを秘めている、とか。読んだ後、なんとなく周りの人間にやさしくしてあげたくなってしまう、2度おいしい本でございますw
というか空十雲さんの犯罪的にカワイイ羊とどこか憎めないオオカミを見てるだけでもいいんですよw

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劇場版ガンダム3部作

劇場版ガンダム3部作 。社会現象にまでなったガンダムの劇場版。
そこに至るまでには打ち切りなど苦渋を舐めさせられた経験を持つ。劇場版に至り真に開花された作品だと思う。
このアニメの画期的なところは勧善懲悪の戦いではなくどちらにも信念や正義をもつ両者が戦争をしている描写をとったことだと思う。
これはのちのち逆襲のシャアという作品でも描かれておりアムロVSシャアの結末を見ることができるポリシー?主義、主張のぶつかり合いである。
戦争を初めてアニメで扱った作品に思える。 そのなかで、少年アムロの成長。人の革新たるニュータイプ 。これまでとは異なる細部にわたる設定メカデザイン。
海外にまでその名を知らしめたガンダム。アムロが戦闘とマチルダさんの死、カイが戦争とミハルの死を通して、「少年」から「男」へと成長してゆく姿、セイラとシャアの葛藤、フラウボウやミライを取り巻く淡い恋、「新人類(ニュータイプ」の哀しみ、「故郷」と「家族」は戦争で失われ、分断され、それでも還る場所がある…と、なかなか内容は盛りだくさんでした。さすが名作。

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ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション

アニメーション作家、ライアン・ラーキンのリスペクトムービーである。ノーマン・マクラレン、コ・ホードマン、キャロライン・リーフ、世界的アニメーション作家を輩出し続けるカナダ国営TV局『NFB』。ライアン・ラーキンもまた、若くしてそこに制作の場を得るという、選ばれた才能の持ち主であった。早熟かつ天才、それが故の苦悩と屈折…本作は、彼の半生を追ったドキュメンタリーであると共に、時系列に全作品を振り返り、その偉業を仰ぐものである。
世界中に鮮烈なインパクトを与えた『Walking -歩く-』を発表した後、アニメーションを捨て、絵を描くことすら辞めて、路上生活に身を転じたラーキン。並みの人間には理解し得ない、彼と彼にとってのアニメーションに目を向け、ライアン・ラーキンとは何者だったのか、、カメラはその一端を垣間見ようとする。
アニメーション愛好者としては、彼の全ての作品を、スクリーンで拝めるだけでも感謝・感激なのだ。

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